○議長(中村勝彦君) 日程第6に入ります。
総務文教常任委員会の報告を議題とし、委員長の報告を求めます。 委員長、丸山国一君。
◆
総務文教常任委員会委員長(丸山国一君)
総務文教常任委員会の委員会報告を申し上げます。
総務文教常任委員会では、12月の議会閉会中に、市内小・中学校の課題等を検証するための所管事務調査として、1月29日に芦安小・中学校の小中一貫教育について及び南アルプス市の小中一貫教育に向けての学区ごとの協議会についてと題し、視察研修を行いました。 当日は、
南アルプス市立芦安小・中学校において、南アルプス市
教育委員会学校教育課長及び
指導監並びに芦安小学校、芦安中学校のそれぞれの校長から視察目的に沿って説明を受けました。 国では、平成27年6月に、学校教育法の改正で新たな学校種として義務教育学校を加え、また、連携型、併設型の小中一貫校を認めたことを踏まえ、南アルプス市では、平成27年12月に、南アルプス市教育大綱を制定し、市の総合施策、小中一貫教育の必要性を明示し、翌年平成28年6月には、
小中一貫教育調査研修会を設置し、学校教育法の改正に伴う小中一貫教育の法的整備並びに南アルプス市の小中一貫教育の研究調査を目的に、モデル地区として八田、芦安地区の現状把握と小中一貫教育の課題を協議いたしました。 翌年平成29年6月には、
小中一貫教育検討委員会を設置し、小中一貫教育の在り方、目的について検討し、提言書を提出しました。翌年平成30年7月には、
小中一貫教育推進協議会を八田地区、芦安地区にそれぞれ設置し、小中一貫教育実施のための推進として課題解決の方策を協議、支援方法の協議をし、平成31年4月1日から、
南アルプス市立小中一貫校八田小中学校、
南アルプス市立小中一貫芦安小中学校としてスタートし、来年度から
市内学区ごと学校運営協議会を設置し、小中一貫教育の実現を目指し検討している現状でありました。 「郷土を愛する心と夢を育み 未来を拓く人づくり」を学校教育目標として、視察した芦安小中学校は、併設型の一貫校であり小学生27名、中学生19名の小規模校であります。芦安郷育プログラムを開発し、目指す学校の姿をつくり出しています。 小中一貫教育は、指導の一貫性の確保、9年間を見通した学校の教育目的、目指す子ども像の設定、各教科の系統性を重視した教育課程の編成、導入により中1ギャップの解消や、学校教育の充実と課題の解消、教員の意識改革や指導力の向上を目指していると説明を受けました。また、小中合同の授業として、当日は、
イングリッシュゲームを見学し、小学校1年生から中学校3年生までの9学年の児童・生徒が一堂に会し、英語指導助手を中心に英語を通しての良好な授業を見学をいたしました。 研修を終えて、委員一人一人から研修内容等の意見を聞く中で、甲州市の小・中学校の在り方、学校再編等の課題については現状の取組、成果、課題を検証、調査し、まず、今からがスタートとして、時間をかけ議論をすることが大切であり、また、当委員会が今年度、山梨県内で山梨市、都留市、南アルプス市、県外で千葉県南房総市の視察研修を行った自治体と同様に、しっかりとしたプロセスを踏み、甲州市の学校教育とは、あるいは児童・生徒の良好な学校環境づくりとは何かを軸とする大綱等を再構築しながら、市長、教育委員会が何年もかけていろいろなところに説明をし、周知し、討論をし、根本的なものをつくり上げることが大切であるとの意見が出ました。 また同日に、教育総務課長から、甲州市学校再編審議会の審議内容と今後のスケジュールについて説明を受けました。 1月23日に第5回の審議会が開催され、答申内容については、審議会でおおむね答申内容の了解は得られ、細かな字句、言い回し等は、会長、副会長に一任されている形であります。今後のスケジュールについては、答申が出て教育委員会で受け、総合教育会議にかけ市長とのすり合わせを行い、それを受けて委員会に報告を頂くということになっております。 なお、審議会の答申を受け止める中で、委員会として今後の方向性を見いだすことが大切であることから、これからも所管事務調査を継続していくことを委員会として確認いたしました。 次に、もう一つの所管事務調査である甲州市
公共施設個別施設計画の進捗状況についてを、管財課長から説明を受けました。 管財課長から、市長退任に伴い個別計画策定のスケジュールがずれ込む中、予定として3月下旬に
マネジメント委員会で最終的な決定をし、議員全員協議会に報告をするスケジュールという報告を受けました。令和2年度中には策定し、国に報告することとなっているスケジュールでございます。 委員からは、公共施設個別計画は管財課が中心となるよりも、まちづくり、地域づくり、人づくり、都市計画づくりなど、全庁に関わる重要な計画であり、全課で方向性を見いだすプロジェクトチームと
マネジメントリーダー等が必要だということ、そして、先進的に取り組んでいる自治体等の視察研修も取り入れることが大切であるとの意見があり、また、地域住民にしっかり理解を得られる個別計画をつくるべきだという要望をいたします。 継続して甲州市
公共施設個別施設計画の進捗状況を確認するため、引き続きこちらも所管事務調査を継続していくことを委員会として確認をいたしました。 以上で
総務文教常任委員会の報告を終わります。
○議長(中村勝彦君) 報告は終わりました。 この報告に対し、質疑を行います。 (発言する者なし)
○議長(中村勝彦君) 日程第6の質疑を打ち切ります。
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△日程第7
厚生経済常任委員会の報告
○議長(中村勝彦君) 日程第7に入ります。
厚生経済常任委員会の報告を議題とし、委員長の報告を求めます。 委員長、廣瀬明弘君。
◆
厚生経済常任委員会委員長(廣瀬明弘君)
厚生経済常任委員会は、12月議会閉会中に、勝沼ぶどうの丘の経営状況を検証するために、1月27日に所管事務調査を実施いたしましたので、概要を報告いたします。 勝沼ぶどうの丘の調査につきましては、現状を把握できている各議員から意見が活発に出され、今でも議論されてきたところではありますが、管理者の問題については、今後も真剣に議論していかなければならないという意見や、平成27年度以降、低迷期で、莫大な資金投下がないと大きな経営改善はできないといった意見、また、経営戦略についても、どこに問題あるのか議会でも研究していく必要があるとの意見が出ました。 市長が替わられた状況下で、新市長がどういう経営をしていくのか意見を聞きながら対応していく必要があるとの認識を共有する中で、今後も引き続き、勝沼ぶどうの丘の経営状況を検証するために、所管事務調査を継続していくことを委員会として確認いたしました。 以上で
厚生経済常任委員会の報告を終わります。
○議長(中村勝彦君) 報告は終わりました。 この報告に対し、質疑を行います。 (発言する者なし)
○議長(中村勝彦君) 日程第7の質疑を打ち切ります。
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△日程第8
議会広報編集委員会の報告
○議長(中村勝彦君) 日程第8に入ります。
議会広報編集委員会の報告を議題とし、委員長の報告を求めます。 委員長、日向 正君。
◆
議会広報編集委員会委員長(日向正君)
議会広報編集委員会から報告を申し上げます。 去る1月31日に、甲州市議会広報第57号が発行されましたが、第57号発行に向けての
議会広報編集委員会を、12月11日、1月9日、1月17日に開催し、企画内容の検討、委員の執筆分担の決定、各委員が執筆した原稿の校正などを行いました。 次に、次号、第58号の内容につきましては、「令和2年度予算の審議」、「3月定例会レポート」を特集し、「一般質問」、「常任委員会レポート」及び「四コマ漫画」等を掲載する予定であります。 続きまして、行政視察の受入れについて報告いたします。 去る2月5日に、長野県安曇野市から、議会広報特別委員会の委員10名及び事務局職員1名が、こうしゅう市議会広報の編集方法を研修するため来庁されました。 当日は、中村議長の出席をいただく中で、正副委員長及び事務局担当職員で対応し、編集方針、役割分担、発行スケジュールを初め、具体的な編集マニュアルについて説明を行いました。 質疑応答では、全委員から積極的な質問を頂くとともに、甲州市議会においても課題である市民の皆様のご意見を伺う公聴機能の充実強化等について意見交換が行われるなど、私たちにとっても有意義な研修となりました。 視察研修の依頼を頂くことは、誠に光栄であると感じております。これからも多くの視察依頼を受けることができるよう、クオリティーの高い編集に向けて取り組んでまいりたいと考えています。 最後に、1月9日に令和元年度山梨県広報コンクールの審査が行われ、こうしゅう市議会広報第56号が、議会広報紙部門、市の部分において、最優秀賞を受賞いたしましたので、ご報告いたします。 最高賞の受賞は、市民の皆様を初め、市当局の皆様など関係各位によるご協力のたまものであります。
議会広報編集委員会を代表して、御礼を申し上げます。
議会広報編集委員会では、一人でも多くの市民に読んでいただくことを目標に、今後も読みやすく、分かりやすい広報紙作りを進めていく考えでありますので、関係各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。 以上で
議会広報編集委員会の報告を終わります。
○議長(中村勝彦君) 報告は終わりました。 この報告に対し、質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) 日程第8の質疑を打ち切ります。
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△日程第9 市長所信表明
○議長(中村勝彦君) 日程第9に入ります。 市長に所信表明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。
◎市長(鈴木幹夫君) 令和2年3月市議会定例会の開催に当たり、本日上程いたしました諸議案について、ご審議を頂くことに心から敬意と感謝を表すものであります。 提出した案件の説明に先立ち、私の所信の一端と施政方針を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げたいと存じ上げます。 このほど、私は多くの市民の皆様のご支持を頂き、市政運営を担わせていただくこととなりました。その重責に身が引き締まる思いを改めて強く感じているところであり、強い使命感をもって直面する諸課題に当たる所存であります。 私は、市長としての職務を遂行するに当たり、これまでの田辺市政14年の実績を引き継ぐ中で、5期15年余りの県議会議員として蓄えた政治経験、また県内の各界及び中央省庁との幅広い人脈を生かし、「大いなる精神、静かなる忍耐」を政治信条として、地域振興と活性化に心血を注いでまいりたいと考えております。 私は、立候補に当たり6つの公約を掲げさせていただきました。 まずは、フルーツ王国、ワイン、サクランボなどの果樹栽培を中心とした農業を基幹産業としており、「フルーツ王国山梨」における代表的な果樹産地であり、ワイン、ころ柿等の二次産品は、本市の代表的な特産品であり、高い品質と知名度を誇っております。 農業の振興は、本市の発展にとって必要不可欠でありますが、農家数の減少や農業就労者の高齢化、担い手不足、耕作放棄地の増加など、本市農業を取り巻く環境は、多くの課題があることも確かであります。 こうしたことから、農業振興に向けて、今後10年間が最も重要な期間であると認識に立ち、策定間近な甲州市農業ビジョンを基に、農家の後継者や認定農業者などへの支援、企業の農業への参入促進とともに、高齢者の農業継続への支援など様々な農業施策を展開してまいりたいと考えております。 ワイン振興につきましては、昨年8月7日に、長崎知事がワイン県宣言をいたしました。 日本ワイン発祥の地として個性豊かな発展を遂げてきたところでありますが、近年においては、原料用ぶどうの減少、他産地の追従など、ワインを取り巻く状況は楽観視できないところに来ていると思っております。現在実施している勝沼のぶどう畑及びワイナリー群の文化的景観の調査により、ワイン産業黎明期の遺構である近代産業遺産、宮光園の国・県の指定文化財への格上げに向けた取組など、甲州市ブランドの創造と伝統産地の確立に向けた取組についても進めてまいりたいと考えております。 一方で、本市の観光と情報発信の拠点である勝沼ぶどうの丘は、年間を通じて国内外から多くの観光客の皆様に訪れていただいているところでありますが、開館から40年余りを経過し施設の老朽化が著しく、現在のままでは、十分にお楽しみいただけるようなおもてなしを続けていくことは、厳しい状況にあります。 本市の宝である勝沼ぶどうの丘を市直営の施設として、観光協会並びに商工会等と連携する中で、旅行業者等のエージェントの協力をいただき、より磨きを増し、さらに魅力のある施設となるよう対策を進め、集客促進をしてまいります。 さらに、自然と歴史遺産の整備、PRについてであります。 本市の個性を際立たせるぶどうを初めとする果実、ワイン等の二次産品のみならず、奥秩父の主要峰であり日本百名山の一つである大菩薩嶺などが連なる山々の自然、武田家にまつわる各所旧跡、また、果樹園を中心に広がる世界に誇れる景観や、塩山温泉を初め、点在する温泉など、枚挙にいとまがございません。 そういった様々な歴史や自然、先人が積み重ねてきた努力のたまものに加えて、歴史的風致を生かしたまちづくりの推進や、峡東3市による世界農業遺産の認定への取組などと相まって、7月に開催される東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に、大きく飛躍することが予測されております。 また、県内では、リニア中央新幹線の建設促進とともに、中部横断自動車道の県内全面整備により、物と人の流れがこれまでにない変化の時を迎えることが期待されます。 このような状況を大きなチャンスと捉え、令和2年度から令和6年度までの5年間における第3次観光振興計画により、市民の皆様を初め観光に携わる関係団体、事業者及び行政が連携する中で、「フットパス」や「ある~くこうしゅう」など、これまで取り組んできた誘致事業をさらにブラッシュアップし、地域の魅力である歴史、文化財、果樹及び食文化のPRを推進するとともに、宿泊施設の誘致を進めてまいります。 次に、教育、地域医療、社会福祉についてであります。 社会保障に代表される子育て、健康、障害者福祉は、市民の皆様にとっての最重要項目でありますが、県内の他の自治体においても共通する課題であり、解決策を模索している現状でもあります。一方、全国に目を向けますと、一自治体では解決が難しい課題を広域化することで解決に結びつけている地域もございます。 まず、教育でありますが、昨年8月に、学校再編審議会を設置し、市内小・中学校の在り方について、議論を進めていただいております。 私は、小・中学校の統廃合は、児童・生徒、保護者並びに地域の方々の声をしっかり聴く中で、慎重に検討を進めてまいりたいと考えておりますが、まずは、「人・自然・ふるさとを愛する甲州教育」を基本理念とする第2次甲州市教育振興基本計画に基づく各種施策を着実に推進してまいります。 また、東京2020オリンピック開催に当たり、フランス共和国ハンドボール代表チームによる事前キャンプについては、7月に予定されており、本格的に準備を進めているところであります。それに先立ち、6月28日に、勝沼町菱山地区のフルーツラインを聖火リレーが通過することとなり、松里中学校2年生の手塚類さんが、本市における聖火ランナーに決定をされました。 東京2020オリンピック聖火リレーのコンセプトである「希望の道を、つなごう。」を合い言葉に堂々とした走りで、多くの聖火ランナーと共に希望の道を照らし出し、オリンピックを大いに盛り上げていただくとともに、市民の皆様にも多くの声援をお願いしたいと存じます。 地域医療につきましては、超高齢化社会を担う医療を支える体制づくりを構築するため、地域医療体制基本計画を策定しました。現在、地域医療構想に基づき国の主導による公立病院の見直しが求められており、勝沼病院も対象とされているところでありますが、本市の地域医療全体の状況を見極める中で、堅持する方向で見直しを進めてまいりたいと考えております。 また、今後、利用の増加が見込まれる介護保険事業につきましては、本年度行いましたニーズ調査の結果を参考に、令和3年度から3か年計画期間とする甲州市高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画を令和2年度中に策定し、将来を見据えた支援体制づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 福祉施策につきましては、このほど、甲州市地域福祉推進委員会が中心となり、市民の皆様へのアンケートを初め庁内での協議を重ねる中で、令和2年度からスタートする第3次甲州市地域福祉計画を策定しております。この地域福祉計画は、いわば福祉分野の最上位計画であり、福祉、保健、医療及び生活関連分野との連携を確保するものであります。 また、これまで障害者を中心に支援を行ってまいりました甲州市障害者地域生活支援センターを再編し、ひきこもり問題や児童虐待、配偶者間暴力、メンタルヘルスなど、複雑かつ専門的な相談、支援にも対応できるよう、県内初となる甲州市子ども家庭障害者支援センターを本年4月から開設し、市民の皆様が抱える地域生活課題を解決できる包括的支援事業を実施し、地域共生社会の実現に向けた支援体制の充実を図ってまいります。 なお、感染症対策についてでありますが、現在、新型コロナウイルスに関した感染症が確認されている中で、今月19日に、警戒対策本部を庁内に設置をいたしました。今後、国内での流行による健康被害とこれに伴う社会的影響を未然に防ぐために、一人一人ができる限り感染予防対策の徹底と、感染症を取り巻く状況の変化に応じ、国・県の指示の下、市民の皆様の生命と安全を守る対策を遂行できるよう、全庁的な取組を図ってまいります。 次に、少子・高齢化と人口減少対策であります。 専門家の分析によりますと、日本の人口は十数年ごとに約1,000万人ずつ減少すると推計されております。元号が令和となった2019年以降は人口を増やすという考えは、過去のものとして、現状の中でどのように地域の活力を保持していくかが課題であると考えております。 少子化への取組といたしましては、育児不安、子育ての孤立化、生涯を通じた生活習慣への影響などの課題に対応するため、産後ケア事業や、相談体制の充実により、産前産後における安心、安全な育児の環境づくりに努めてまいりました。令和2年度から第2期甲州市子ども・子育て支援事業計画がスタートすることから、甲州市の子ども、子育て支援を充実させ、引き続き、妊娠、出産、育児の切れ目ない支援体制の構築とともに、安心して子どもを産み、健やかに育む環境の確保に努めてまいります。 また、次世代を担う子育て世代の負担軽減を図るため、義務教育における給食費の無料化についても、実現に向け、協議、検討を進めるよう指示をしたところであります。 次に、新県政と共同歩調での活性化への挑戦であります。 昨年2月に、長崎県政が誕生いたしました。私も県議会議員として県政の運営に関わるとともに、支援してきたところであります。 昨年12月には、山梨の未来づくりに向けた新たな基本指針である山梨県総合計画が示されたところであります。その中で、県の課題について触れておりますが、県の課題は、本市の課題でもあることを十分に理解し、甲州市第2次総合計画を踏まえた上で、持続可能な社会の実現を目指し、各種施策を実行してまいります。 また、国が進める経済発展と社会的課題の解決を両立する社会、いわゆる「ソサエティ5.0」の実現のための甲州市版として、未来の扉を開くいきいき甲州プロジェクト「ヴェスタ甲州」を提唱してまいります。 次に、防災、都市基盤の整備強化であります。 昨年は、台風15号と19号が相次いで本県に来襲いたしましたが、とりわけ、過去にない規模の豪雨を伴った台風19号では、長野県東部千曲川流域の氾濫や関東地域における河川の決壊による死者、行方不明者が多数発生するなど甚大な被害が発生いたしました。 幸い、本市においては、災害による死者、行方不明者の発生は免れましたが、昨今の自然災害等に鑑みて、防災に特化した組織の再編を図ってまいります。また、専門的知識を有する人材の外部からの招聘を検討してまいります。 今後とも自助、共助、公助を基本として地域防災計画の見直しを図る中で、市民の皆様が共に助け合う地域づくりを目指し、避難所の充実や避難道路網の確保、消防及び医療体制など、防災力の強化を図ってまいります。 なお、あらゆるリスクを見据えつつ、最悪な事態を避けられるよう、強靭な行政機能や地域社会、地域経済を事前につくり上げておく必要から、国土強靭化計画を令和2年度においても策定してまいりたいと考えております。 都市基盤の整備につきましては、現在、塩山駅南口広場において都市再生整備事業計画による改良工事を実施しており、駅を利用する方々への利便性、安全性を図り、公共交通の拠点として、令和4年度の完成に向け、事業実施中であります。 道路交通網の整備につきましては、通勤、買物、医療などの日常生活や産業、観光、防災面においても重要であり、山梨市との広域連携道路である市道西広門田33号線の改良工事及び市道上於曽81号線歩道整備事業を初め、市内幹線道路である国道411号や県道整備も含め、県と連携を図る中で、利便性、緊急性を配慮し、道路網整備の推進をしてまいります。 なお、高度成長期に整備をし、老朽化した市道、農道についても適切な維持管理を行い、誰もが安心して快適に利用できる道路造りを行ってまいります。 なお、都市整備基盤や道路交通網の整備とともに、環境保全への取組についても非常に重要であると考えております。 まず、水道事業につきましては、本年4月から簡易水道事業が上水道事業へ統合され、新たに甲州市上水道事業としてスタートいたします。 本年度策定した甲州市水道ビジョン及び経営戦略に基づき、既存施設の維持管理を行うとともに、現在進めている塩山東部・玉宮水道事業、勝沼水道事業、上下小田原水道事業につきましては、事業の早期完成を目指し、今後も整備を継続してまいります。 また、一般廃棄物の処理につきましては、平成29年4月から笛吹市境川町の甲府・峡東クリーンセンターでごみの中間処理を行っておりますが、平成22年3月に策定した一般廃棄物処理基本計画が、本年度、計画期間の10年となることから、中長期的視野の展望に立ち社会的情勢の変化や処理状況を踏まえ、令和2年度を初年度とした新たな計画の策定を行っているところでもあります。 さらに、国連で定める持続可能な開発目標SDGsの達成にも貢献するものであり、これまで以上に、環境保全に努めてまいりたいと考えております。 以上、私が今回の選挙に当たり、公約とした6つの施策の概要であります。 今後、様々な施策の展開に向け、市内外から各分野の学識経験者にご協力いただく中で、本市の未来に向けて戦略室の設置を含め、検討を進めてまいります。目指すは、令和新時代を市民の皆様一人一人が寄り添い、創造するまちづくりであります。 次に、本日上程させていただきました令和2年度予算について申し上げます。 令和2年度の一般会計当初予算につきましては、骨格予算を編成し、義務的経費や一般管理費など必要最小限の経費の計上を基本としております。その中でも、市民の皆様の生活に影響がないよう事業の継続性に十分留意するとともに、重要な行政課題への対応など、年度当初から必要となる予算につきましては、しっかり計上したところでもございます。 一般会計予算の規模につきましては、総額159億7,800万円とし、前年度と比較して5億6,000万円、率にして3.4%減となっておりますが、政策的経費や7月以降に必要となる事業費などにつきましては、今後、補正予算にて計上してまいります。 一般会計予算に計上しております主な内容といたしましては、義務的経費等のほか、6月までに執行が予定されている事業経費、また、勝沼病院の経営改善への取組や、環境センターの解体に向けた設計費、安全、安心な地域の構築を目指すための国土強靭化計画の策定など、重要な行政課題への対応に必要な予算は計上しており、早期解決に向けて取り組んでまいります。 今後、さらに厳しい財政状況が予測されますが、限られた財源の効果的、効率的な活用を図り、重要な政策課題に的確に対応するとともに、住民福祉の増進に努めていくことを基本とし、このほどの選挙において、市民の皆様にお約束いたしました公約の実現に向け、着実に取り組んでまいります。 以上、私の所信の一端と施政方針を述べさせていただきました。 子どもたちが元気に遊び、そして学ぶ、若者たちが明るく未来を語り合う、高齢者の皆様が明るく楽しく幸せ感を感じる地域の振興と活性のため、市民の皆様とワンチームで挑戦を続けてまいりたいと考えております。 最後に、田辺前市長におかれましては、4期14年にわたり、合併当初から市制発展に一方ならぬご努力を重ねて来られました。ここに、そのご労苦に対して深甚なる敬意と感謝の意を表し、今後のご活躍をお祈りする次第であります。 以上で、私の所信表明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(中村勝彦君) 市長所信表明は終わりました。
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△日程第10 承認第1号~承認第2号
○議長(中村勝彦君) 日程第10に入ります。 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて、令和元年度甲州市一般会計補正予算(第7号)、承認第2号 専決処分の承認を求めることについて、令和元年度甲州市一般会計補正予算(第8号)を一括議題といたします。 当局の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。
◎市長(鈴木幹夫君) それでは、令和元年度甲州市一般会計補正予算の専決処分についてご説明をいたします。 まず、承認第1号 令和元年度甲州市一般会計補正予算(第7号)では、2月9日に行われました市長選挙及び市議会議員補欠選挙の執行経費として、歳入歳出それぞれ2,809万2,000円を追加したものであります。 歳出におきましては、総務費へ市長選挙費2,265万1,000円、市議会議員選挙費485万3,000円、議会費へ議員報酬等58万8,000円を追加し、歳入においては、繰越金へ同額を追加したものであります。 次に、承認第2号 令和元年度甲州市一般会計補正予算(第8号)では、市長選挙及び市議会議員補欠選挙と同日に行われた県議会議員補欠選挙の執行経費として、歳入歳出それぞれ410万5,000円を追加したものであります。 歳出におきましては、総務費へ県議会議員選挙費410万5,000円を追加し、歳入においては、県委託金へ同額を追加したものであります。 以上、よろしくご審議の上、ご承認いただきますようお願い申し上げます。
○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) 日程第10の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の承認第1号及び承認第2号につきましては、委員会付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、委員会付託及び討論を省略いたします。 続いて、お諮りいたします。承認第1号及び承認第2号については、採決を省略し、これを承認することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議なしと認めます。 よって、承認第1号及び承認第2号については、承認することに決しました。
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△日程第11 議案第1号~議案第10号
○議長(中村勝彦君) 日程第11に入ります。 議案第1号 甲州市診療所設置及び管理条例等の一部を改正する条例制定について、議案第2号 甲州市営住宅設置及び管理条例等の一部を改正する条例制定について、議案第3号 甲州市
固定資産評価審査委員会条例及び甲州市手数料条例の一部を改正する条例制定について、議案第4号 甲州市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第5号 甲州市
職員特殊勤務手当支給条例の一部を改正する条例制定について、議案第6号 甲州市手数料条例の一部を改正する条例制定について、議案第7号 甲州市印鑑条例の一部を改正する条例制定について、議案第8号 甲州市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について、議案第9号 甲州市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例制定について、議案第10号 甲州市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について、以上10件を一括議題とし、当局の提案理由の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。
◎市長(鈴木幹夫君) それでは、今議会に提案いたしました10件の条例案につきましてご説明をいたします。 まず、議案第1号 甲州市診療所設置及び管理条例等の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。 現在休止中の塩山市民病院を廃止し、同施設において現在行われている放課後児童クラブを引き続き運営していくため、関係する3件の条例について、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第2号 甲州市営住宅設置及び管理条例等の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。 民法の改正により債権に関する規定の見直しが行われたことに伴い、市営住宅等の家賃の減額に関する規定に加えるため、関係する3件の条例について、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第3号 甲州市固定資産評価審議委員会条例及び甲州市手数料条例の一部を改正する条例制定について、ご説明を申し上げます。 行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の改正に伴い、同法律を引用する2件の条例について、引用箇所等を改めるため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第4号 甲州市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明を申し上げます。 職員の能力と実績に基づく適正な人事管理を行っていくため、人事評価の結果を職員の分限処分に反映することができるよう、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第5号 甲州市職員特別勤務手当支給条例の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。 甲州市子ども家庭障害者支援センターの開設に伴い、特殊勤務手当の支給対象となる職員の範囲等を改めるため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第6号 甲州市手数料条例の一部を改正する条例制定についてご説明を申し上げます。
戸籍事項の証明事務に関し、手数料を無料とするものに3件の項目を追加するほか、手数料を定めた事務のうち1項目を削除するため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第7号 甲州市印鑑条例の一部を改正する条例制定についてご説明を申し上げます。 成年被後見人等の人権を尊重し、印鑑登録資格要件を改めるほか、県内自治体の対応状況に鑑み、印鑑登録原票への登録事項を改めるため所要の改正をするものであります。 次に、議案第8号 甲州市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定についてご説明をいたします。 水道法が改正され、指定給水装置工事事業者の更新が制度化されたことに伴い、更新手数料に係る規定を追加するため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第9号 甲州市附属機関の設置に関する条例の一部を改正する条例制定についてご説明を申し上げます。 成年後見制度の利用の促進に関する法律の規定に基づき、成年後見制度の利用促進に関する基本的な事項の調査、審議を地域福祉推進委員会が行うこととするため、所要の改正を行うものであります。 次に、議案第10号 甲州市
放課後児童健全育成事業の設置及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についてご説明を申し上げます。 放課後児童クラブに勤務する支援員の資格要件に関する国の基準が、従うべき基準から参酌するべき基準に改められたことに鑑み、要件を満たすための経過措置の期間を延長するため、所要の改正を行うものであります。 以上、よろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(中村勝彦君) 休憩いたします。 休憩 午前11時10分
----------- 再開 午前11時13分
○議長(中村勝彦君) では、再開いたします。
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△発言訂正について
○議長(中村勝彦君) 市長、鈴木幹夫君。
◎市長(鈴木幹夫君) 先ほど提案理由の中で、議案第1号、甲州市診療所ということで、市民病院と言ったかな、それを訂正させていただきたいと思います。 それから、議案の第3号は、固定資産の関係で、これを審査に変えていただきたいと思います。 それから、5号は、これは特殊に変えていただきたいと、特別と読んでいるかもしれません。 それから、10号は、設備に直していただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 そんなことで訂正をさせていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。
○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。 (発言する者なし)
○議長(中村勝彦君) 日程第11の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の条例案10件については、次のように各常任委員会に審査を付託したいと思いますので、お聞き取り願います。 議案第3号、議案第4号、議案第5号、議案第6号及び議案第7号は
総務文教常任委員会へ、議案第1号、議案第2号、議案第8号、議案第9号及び議案第10号は
厚生経済常任委員会へ、それぞれ審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。
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△日程第12 議案第11号~議案第25号
○議長(中村勝彦君) 日程第12に入ります。 議案第11号 令和2年度甲州市一般会計予算、議案第12号 令和2年度甲州市
国民健康保険事業特別会計予算、議案第13号 令和2年度甲州市診療所事業特別会計予算、議案第14号 令和2年度甲州市
後期高齢者医療特別会計予算、議案第15号 令和2年度甲州市
介護保険事業特別会計予算、議案第16号 令和2年度甲州市
居宅介護予防支援事業特別会計予算、議案第17号 令和2年度甲州市大藤財産区特別会計予算、議案第18号 令和2年度甲州市神金財産区特別会計予算、議案第19号 令和2年度甲州市萩原山財産区特別会計予算、議案第20号 令和2年度甲州市竹森入財産区特別会計予算、議案第21号 令和2年度甲州市岩崎山保護財産区
管理会特別会計予算、議案第22号 令和2年度甲州市水道事業会計予算、議案第23号 令和2年度甲州市
下水道事業会計予算、議案第24号 令和2年度甲州市勝沼ぶどうの丘事業会計予算、議案第25号 令和2年度甲州市
勝沼病院事業会計予算、以上15件を一括議題とし、当局の提案理由の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。
◎市長(鈴木幹夫君) それでは、今議会へ提出いたしました令和2年度当初予算案15件についてご説明をいたします。 まず、議案第11号 令和2年度甲州市一般会計予算についてご説明をいたします。 予算の総額は159億7,800万円であります。 主な内容といたしまして、歳出におきましては、総務費に電算システムの運用経費やふるさと納税促進事業費、市民バス運行費、会計年度任用職員経費など28億9,564万6,000円、民生費に子育て支援や障害者福祉の充実を図るための経費、老人医療費など46億6,536万4,000円、衛生費に健康づくりの推進を図るための経費や子ども医療費の助成、甲府・峡東地域ごみ処理施設事務組合負担金など16億3,077万2,000円、農林水産業費に農林基盤整備事業や有害鳥獣駆除対策事業など3億3,729万5,000円、商工費に観光振興のための経費など3億2,254万円、土木費に生活関連基盤整備事業など14億2,784万9,000円、消防費に東山梨行政事務組合消防費負担金や地域防災対策事業など6億5,262万円、教育費に小・中学校の教育振興に要する経費や生涯学習の推進、歴史まちづくり計画の推進、スポーツの振興を図るための経費13億9,607万円、公債費に24億1,628万2,000円などであります。 歳入につきましては、市税に41億9,875万4,000円、地方交付税に54億757万3,000円、国庫支出金に16億3,044万4,000円、県支出金に9億8,828万5,000円、寄附金に5億50万円、市債に7億7,250万円などであります。 次に、議案第12号 令和2年度甲州市
国民健康保険事業特別会計予算についてご説明申し上げます。 予算の総額は41億1,618万7,000円であります。 主な内容といたしまして、歳出については、保険給付費に27億5,703万7,000円、国民健康保険事業費納付金に11億9,941万6,000円、保健事業費に6,869万4,000円などであります。 歳入においては、国民健康保険税に10億1,210万円、県支出金に27億9,296万7,000円、繰入金に3億367万8,000円などであります。 次に、議案第13号 令和2年度甲州市診療所事業特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は6,037万9,000円であります。 歳出においては、大藤診療所の運営経費等であります。 歳入の主な内容は、診療収入に2,420万円、繰入金に3,229万7,000円などであります。 次に、議案第14号 令和2年度甲州市
後期高齢者医療特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は4億8,704万3,000円。 主な内容といたしましては、歳出において、後期高齢者医療広域連合納付金に4億8,278万1,000円であります。 歳入においては、後期高齢者医療保険料に3億9,201万9,000円、繰入金に9,371万7,000円などであります。 次に、議案第15号 令和2年度甲州市
介護保険事業特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は36億3,885万4,000円であります。 主な内容といたしまして、歳出においては、保険給付費に33億4,352万4,000円、地域支援事業費に1億5,573万7,000円などであります。 歳入においては、保険料に7億6,338万6,000円、国庫支出金に8億9,498万2,000円、支払基金交付金に9億2,298万6,000円、県支出金に4億8,088万9,000円、繰越金に5億7,644万2,000円などであります。繰越金に5億7,000…… (「繰入金です」と呼ぶ者あり)
◎市長(鈴木幹夫君) 繰入金、ごめんなさい。繰入金に5億7,644万2,000円などであります。 次に、議案第16号 令和2年度甲州市
居宅介護予防支援事業特別会計予算について説明いたします。 予算の総額は813億6,000円であります。 主な内容といたしまして、歳出においては、サービス事業費に803万5,000円などであります。 歳入においては、サービス事業収入に、813万3,000円などであります。 次に、議案第17号 令和2年度甲州市大藤財産区特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は445万6,000円であります。 主な内容といたしまして、歳出においては、総務費に74万3,000円、諸支出金に288万4,000円などであります。 歳入においては、財産収入に295万3,000円などであります。 次に、議案第18号 令和2年度甲州市神金財産区特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は602万5,000円であります。 主な内容といたしまして、歳出において、総務費に319万7,000円、諸支出金に250万1,000円などであります。 歳入においては、寄附金に542万2,000円などであります。 次に、議案第19号 令和2年度甲州市萩原山財産区特別会計予算について説明いたします。 予算の総額は1,765万2,000円であります。 主な内容としまして、歳出においては、総務費に781万円、諸支出金に890万円などであります。 歳入においては、財産収入に480万円、繰入金に950万円などであります。 次に、議案第20号 令和2年度甲州市竹森入財産区特別会計予算についてご説明いたします。 予算の総額は65万5,000円であります。 主な内容といたしまして、歳出においては、総務費に34万1,000円、保護費に16万5,000円などであります。 歳入においては、繰越金に33万円などであります。 次に、議案第21号 令和2年度甲州市岩崎山保護財産区
管理会特別会計予算について説明をいたします。 予算の総額は54万8,000円であります。 主な内容としまして、歳出においては、管理費に39万3,000円などであります。 歳入においては、繰入金に40万円などであります。 次に、議案第22号 令和2年度甲州市水道事業会計予算についてご説明いたします。 収益的収入及び支出につきましては、事業収益9億5,898万8,000円、事業費用9億3,923万6,000円となっております。 収益の主な内容は、営業収益6億259万3,000円であり、事業費用につきましては、営業費用として8億6,684万1,000円であります。 資本的収入及び支出につきましては、収入4億1,624万3,000円、支出6億8,100万6,000円となっており、収入の主な内容は、企業債1億9,290万円、補助金1億8,318万6,000円であり、支出については、建設改良費4億7,495万8,000円、企業債償還金2億604万8,000円でございます。 資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億6,476万3,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収入調整額4,258万8,000円、引継金731万3,000円、過年度分損益勘定留保資金2億1,486万2,000円で補填するものといたします。 次に、議案第23号 令和2年度甲州市
下水道事業会計予算について説明をいたします。 収益的収入及び支出につきましては、事業収益10億664万7,000円、事業費用10億660万5,000円となっております。 収益の主な内容は、営業収益2億3,330万5,000円、営業外収益一般会計補助金5億5,900万円であり、事業費用につきましては、営業費用として8億7,099万円であります。 資本的収入及び支出につきましては、収入5億8,525万7,000円、支出10億888万7,000円となっております。収入の主な内容は、企業債2億9,240万円、補助金6,293万5,000円、他会計補助金2億2,055万円であり、支出につきましては、建設改良費2億1,630万4,000円、企業債償還金7億9,159万3,000円であります。 資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額4億2,363万円は、引継金1,191万円、当年度分損益勘定留保資金4億428万9,000円及び当年度利益剰余金処分額743万1,000円で補填するものといたします。 次に、議案第24号 令和2年度甲州市勝沼ぶどうの丘事業会計予算についてご説明いたします。 収益的収入及び支出につきましては、事業収益10億5,561万5,000円、事業費用10億4,076万5,000円であります。 収益の内容は、営業収益10億5,550万円と営業外収益11万5,000円であります。 費用の内容につきましては、販売費として5億800万円、施設経営費4億8,357万4,000円、減価償却費1,920万円、資産減耗費50万円であります。 資本的収入及び支出は、収入につきましては、基金積立金1,000円、支出につきましては、建設改良費1,470万円と基金積立金1,000円であります。 資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1,470万円は、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額133万6,000円と過年度分損益勘定留保資金1,336万4,000円で補填するものといたします。 次に、議案第25号 令和2年度甲州市
勝沼病院事業会計予算についてご説明をいたします。 収益的収入及び支出につきましては、事業収益1,785万8,000円、事業費用1,785万8,000円であります。 収益の主な内容は、他会計からの負担金等1,126万3,000円であり、費用につきましては、減価償却費、事務費等として1,653万3,000円、支払利息、雑損失として132万4,000円であります。 資本的収入及び支出は、収入につきましては、一般会計からの負担金674万6,000円、積立基金利息6万1,000円であり、支出につきましては、企業債償還金1,177万1,000円等であります。 資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額713万2,000円は、過年度分損益勘定留保資金で補填するものといたします。 以上、よろしく審査の上、ご議決いただきますようお願いをいたします。
○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。 (発言する者なし)
○議長(中村勝彦君) 日程第12の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の予算案15件については、次のように各常任委員会に審査を付託したいと思いますので、お聞き取り願います。 議案第11号 令和2年度甲州市一般会計予算、第1表歳入歳出予算のうち、歳入全款、歳出、第1款議会費、第2款総務費、第9款消防費、第10款教育費、第11款公債費、第12款予備費、第2表地方債、総則中、一時借入金及び歳出予算の流用並びに議案第17号、議案第18号、議案第19号、議案第20号及び議案第21号については
総務文教常任委員会へ、議案第11号、第1表歳入歳出予算のうち、歳出、第3款民生費、第4款衛生費、第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費並びに議案第12号、議案第13号、議案第14号、議案第15号、議案第16号、議案第22号、議案第23号、議案第24号及び議案第25号については
厚生経済常任委員会へ、それぞれ審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。
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△日程第13 議案第26号
○議長(中村勝彦君) 日程第13に入ります。 議案第26号 令和元年度甲州市一般会計補正予算(第9号)についてを議題とし、当局の提案理由の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。
◎市長(鈴木幹夫君) それでは、今議会へ提出いたしました補正予算案についてご説明申し上げます。 まず、議案第26号 令和元年度甲州市一般会計補正予算(第9号)につきましてご説明いたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ5,683万6,000円を追加するものであります。 歳出においては、災害復旧費へ農業用施設災害復旧事業費5,683万6,000円を追加するものであります。 歳入においては、国庫支出金へ969万7,000円、県支出金へ2,153万1,000円、市債へ1,320万円、分担金及び負担金へ1,010万3,000円、繰越金へ230万5,000円追加するものであります。 以上、よろしく審査の上、本日ご議決いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。 (発言する者なし)
○議長(中村勝彦君) 日程第13の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の議案第26号については、次のように各常任委員会に審査を付託したいと思いますので、お聞き取り願います。 令和元年度甲州市一般会計補正予算(第9号)、第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入全款、第2表地方債補正については
総務文教常任委員会へ、令和元年度甲州市一般会計補正予算(第9号)、第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出、第6款農林水産業費、第13款災害復旧費、第3表繰越明許費補正については
厚生経済常任委員会へ、それぞれ審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。 ここで、暫時休憩いたします。 再開は、追って連絡いたします。 休憩 午前11時44分
----------- 再開 午前11時47分
○議長(中村勝彦君) 再開いたします。
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△発言訂正について
○議長(中村勝彦君) 市長、鈴木幹夫君。
◎市長(鈴木幹夫君) 1点訂正をお願いしたいと思います。 議案第16号について、額を813億円と言ったらしいんです。これを813万6,000円に訂正をさせていただき、よろしくお願い申し上げます。
○議長(中村勝彦君) ここで、暫時休憩いたします。 再開は、追って連絡いたします。 休憩 午前11時47分
----------- 再開 午後1時40分
○議長(中村勝彦君) 再開いたします。
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△日程第14
厚生経済常任委員会付託事件の報告
○議長(中村勝彦君) 日程第14に入ります。
厚生経済常任委員会付託事件の報告を議題とし、委員長の報告を求めます。 委員長、廣瀬明弘君。
◆
厚生経済常任委員会委員長(廣瀬明弘君)
厚生経済常任委員会付託事件の報告をいたします。 本日の本会議において、当委員会に審査を付託された議案第26号 令和元年度甲州市一般会計補正予算(第9号)、第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出、第6款農林水産業費、第13款災害復旧費、第3表繰越明許費補正、以上の事件を審査するため、本日、
厚生経済常任委員会を第3委員会室で開催いたしました。 委員全員が出席し、当局から議案についての説明を聴取し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で
厚生経済常任委員会の報告を終わります。
○議長(中村勝彦君) 報告は終わりました。 この報告に対し、質疑を行います。質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) 日程第14の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。
厚生経済常任委員会に審査を付託した議案第26号については、討論を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議なしと認め、討論を省略いたします。 続いて、お諮りいたします。令和元年度甲州市一般会計補正予算(第9号)、第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出、第6款農林水産業費、第13款災害復旧費、第3表繰越明許費補正については、採決を省略し、委員長の報告のとおり決することにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第26号については、委員長報告のとおり可決することと決しました。
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△日程第15
総務文教常任委員会付託事件の報告
○議長(中村勝彦君) 日程第15に入ります。
総務文教常任委員会付託事件の報告を議題とし、委員長の報告を求めます。 委員長、丸山国一君。
◆
総務文教常任委員会委員長(丸山国一君)
総務文教常任委員会付託事件の報告を行います。 本日、本会議において、当委員会に審査を付託された議案第26号 令和元年度甲州市一般会計補正予算(第9号)、第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入全款、第2表地方債補正、以上の事件を審査するため、本日、
総務文教常任委員会を第1委員会室で開催いたしました。 委員全員が出席し、当局から議案についての説明を聴取し、慎重審査の結果、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で
総務文教常任委員会の報告を終わります。
○議長(中村勝彦君) 報告は終わりました。 この報告に対し、質疑を行います。質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) 日程第15の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。
総務文教常任委員会に審査を付託した議案第26号については、討論を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議なしと認め、討論を省略いたします。 続いて、お諮りいたします。令和元年度甲州市一般会計補正予算(第9号)、第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入全款、第2表地方債補正については、採決を省略し、委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第26号については、委員長報告のとおり可決することと決しました。
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△日程第16 議案第27号~議案第32号
○議長(中村勝彦君) 日程第16に入ります。 議案第27号 令和元年度甲州市一般会計補正予算(第10号)、議案第28号 令和元年度甲州市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第29号 令和元年度甲州市
診療所事業特別会計補正予算(第3号)、議案第30号 令和元年度甲州市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第31号 令和元年度甲州市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)、議案第32号 令和元年度甲州市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)、以上6件を一括議題といたします。 当局の提案理由の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。
◎市長(鈴木幹夫君) それでは、今議会へ提出をいたしました補正予算案6件につきましてご説明を申し上げます。 まず、議案第27号 令和元年度甲州市一般会計補正予算(第10号)につきましてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ2億9,322万円を追加するものであります。 主なものといたしまして、歳出においては、総務費へふるさと支援基金積立金等1億3,749万1,000円、農林水産業費へ県営担い手支援型畑地帯総合整備事業費等1億321万2,000円、教育費へ小・中学校GIGAスクール校内ネットワーク整備事業費等1億5,165万3,000円を追加し、土木費を社会資本整備総合交付金事業等7,310万1,000円、民生費を児童保護措置費等2,411万3,000円減額するものであります。 歳入につきましては、国庫支出金へ4,850万7,000円、地方特例交付金へ1,927万7,000円、寄附金へ8,005万2,000円、繰入金へ2,697万6,000円、繰越金へ7,823万5,000円、市債へ8,690万円を追加し、市税を2,100万円、地方消費税交付金を2,000万円、県支出金を403万2,000円減額するものであります。 次に、議案第28号 令和元年度甲州市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ4,199万3,000円を追加するものであります。 主なものにつきまして、歳入においては、諸支出金へ5,681万1,000円を追加し、保険給付費を1,550万円減額するものであります。 歳入においては、繰越金へ8,362万6,000円、諸収入へ735万1,000円を追加し、県支出金を1,550万円、繰入金を3,393万8,000円減額するものであります。 次に、議案第29号 令和元年度甲州市
診療所事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ365万円を減額するものであります。 歳出においては、医業費を365万円減額するものであります。 歳入の主なものとしては、繰入金へ585万円を追加し、診療収入を950万円減額するものであります。 次に、議案第30号 令和元年度甲州市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましてご説明いたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ320万1,000円を追加するものであります。 歳出においては、後期高齢者医療広域連合納付金へ320万1,000円を追加し、歳入においては、後期高齢者医療保険料へ388万6,000円、繰越金へ211万4,000円を追加し、繰入金を279万9,000円減額するものであります。 次に、議案第31号 令和元年度甲州市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)につきましてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ7,930万円を追加するものであります。 歳出においては、保険給付費へ7,930万円を追加し、歳入においては、国庫支出金へ2,106万4,000円、支払基金交付金へ2,141万1,000円、県支出金へ1,016万1,000円、繰入金へ1,049万2,000円、繰越金へ1,617万2,000円を追加するものであります。 次に、議案第32号 令和元年度甲州市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ3,129万6,000円を減額するものであります。 歳出については、下水道費を3,129万6,000円減額するものであります。 歳入においては、使用料及び手数料を1,150万円、繰入金を1,459万6,000円、市債を520万円減額するものであります。 以上、よろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。 (発言する者なし)
○議長(中村勝彦君) 日程第16の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の補正予算案6件については、次のように各常任委員会に審査を付託したいと思いますので、お聞き取り願います。 議案第27号 令和元年度甲州市一般会計補正予算(第10号)、第1表歳入歳出予算補正のうち、歳入全款、歳出、第2款総務費、第10款教育費、第2表地方債補正、第3表繰越明許費補正のうち、第10款教育費については
総務文教常任委員会へ、議案第27号、第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出、第3款民生費、第4款衛生費、第6款農林水産業費、第8款土木費、第3表繰越明許費補正のうち、第6款農林水産業費並びに議案第28号、議案第29号、議案第30号、議案第31号及び議案第32号については
厚生経済常任委員会へ、それぞれ審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。
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△日程第17 議案第33号
○議長(中村勝彦君) 日程第17に入ります。 議案第33号 甲州市市道の路線認定についてを議題とし、当局の提案理由の説明を求めます。 市長、鈴木幹夫君。
◎市長(鈴木幹夫君) それでは、今議会に提案されましたその他の案件につきましてご説明いたします。 議案第33号 甲州市市道の路線認定についてご説明申し上げます。 市道の路線認定に関しましては、道路法第8条第2項の規定により、議決を得るものであります。 現在、県道白井・甲州線に接合する一般県道休息勝沼線の当該箇所が2路線となっております。 県との協議の結果、上記の2路線のうち旧路線について市道勝沼54号線として路線認定するものであります。 以上、よろしく審査をお願いをいたします。
○議長(中村勝彦君) 説明は終わりました。 これより質疑を行います。質疑はございませんか。 (発言する者なし)
○議長(中村勝彦君) 日程第17の質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。ただいま上程中の議案第33号については、
厚生経済常任委員会へ審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。
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△日程第18 請願第1号
○議長(中村勝彦君) 日程第18に入ります。 請願第1号
治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を国に求める請願を議題とし、紹介議員に趣旨説明を求めます。 14番、川口信子君。
◆14番(川口信子君) 請願第1号について、請願文書表の要旨の朗読をもって趣旨説明をさせていただきます。 件名、
治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定を国に求める請願。 請願者、甲府市朝日5-7-2、山梨平和と労働会館内、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟山梨県本部会長、石丸あきじ。 請願事項 ①として、国は治安維持法が人道に反する悪法であったことを認めること。 ②治安維持法犠牲者に謝罪し、賠償を行うこと。 ③治安維持法による犠牲者の実態を調査し、その内容を公表すること。 請願の理由 治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟は、戦前、侵略戦争に反対したことを理由に治安維持法によって弾圧された人々の国家賠償を求め、1968年以来、毎年
治安維持法犠牲者国家賠償法の制定を求める請願署名を国に提出し、要請を行ってきました。 全国では、治安維持法が制定された1925年から廃止されるまでの20年間で、学者、宗教者、文化人など、逮捕された人10万人、検挙された人6万8,274人、うち起訴された人6,550人、これは司法省調べです。警察署で虐殺された人93人、刑務所、拘置所での虐待、暴行、発病などによる獄死者は400人余に上っています。 山梨県内でも1928年6月の勅令による治安維持法改悪に伴い、山梨県警察本部に特別高等警察課が設置をされ、農民組合の活動家への弾圧が強まり、また、1932年には「ものごとをありのままに観察し考える新興教育運動」を進める教師に対する弾圧事件も起こりました。 治安維持法は、日本がポツダム宣言を受諾したことにより、政治的自由への弾圧と人道に反する悪法として廃止されましたが、その犠牲者に対して政府は謝罪も賠償もしていません。 世界では、ドイツ、イタリア、アメリカ、カナダ、韓国、スペイン、イギリスなど、主要な国々で、戦前、戦中の弾圧犠牲者への謝罪と賠償が進んでいます。 日本弁護士連合会主催の人権擁護大会1993年10月は、治安維持法犠牲者は日本の軍国主義に抵抗し、戦争に反対したものとして、中略です、その行為は高く評価されなければならないと指摘し、国の責任での調査と補償を求めています。 以上の歴史と事実を踏まえ、3つの請願事項を実現するため、当議会の皆様方にも深いご理解を賜りますようお願い申し上げ、趣旨説明とさせていただきます。
○議長(中村勝彦君) 趣旨説明は終わりました。 お諮りいたします。ただいま上程中の請願第1号については、
総務文教常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。
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△日程第19 請願第2号
○議長(中村勝彦君) 日程第19に入ります。 請願第2号 国に対し「消費税率5%への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願を議題とし、紹介議員に趣旨説明を求めます。 14番、川口信子君。
◆14番(川口信子君) 請願2号について、請願文書表の要旨の朗読をもって趣旨説明をさせていただきます。 件名、国に対し「消費税率5%への引き下げを求める意見書」の提出を求める請願。 請願者、甲府市上今井町1414-2、山梨民商会館気付、消費税廃止山梨県各界連絡会代表、雨宮富美雄。 請願事項 消費税率5%への引下げを求める意見書を政府に送付すること。 請願の理由 消費税10%への増税が強行されました。税率10%が暮らしや地域経済に暗い影を落としています。8%増税時、増税分は全額社会保障に使うと喧伝されましたが、医療、介護の自己負担増、年金カットなど、第2次安倍内閣発足後4兆円以上も削減されています。さらに、病床削減を打ち出すなど、地域医療の崩壊が進められようとしています。増税前に物価は上昇し、実質賃金は減少傾向にあります。さらに、消費税は多発する災害による復旧、復興への足かせになっています。 今回の消費税増税は、税率引上げと同時に複数税率を導入したことも問題です。税率8%に据え置くことを軽減とは言いません。消費者、事業者を問わず混乱しています。既に複数税率対応レジの導入負担に耐えられず、閉店、廃業する事例も挙がっています。影響は計り知れず、雇用も失われてしまいます。 複数税率は低所得者対策などではなく、インボイス制度導入の口実にすぎません。インボイス制度が導入されれば、500万もの免税事業者の取引排除が危惧されます。やむなく課税事業者になれば、財務省の試算で1事業者当たり15万4,000円もの消費税負担を強いられます。免税業者、フリーランスは根絶やしにされかねません。 消費税は低所得者層に負担が重く、貧困と格差拡大を助長する欠陥を持った税制です。さらに、高所得者ほど恩恵の多い景気対策導入によって、格差は一層広がります。 日本国憲法は、応能負担原則にのっとった税制の確立を要請しています。消費税に依存する税制から、税の集め方、使い方を見直して、大企業や富裕層を優遇する税制の是正が急務です。軍事費など国民の要求とは異なる税の使い方ではなく、国民が求めている社会保障や地域経済振興に優先して税金を使い、経済を支える個人消費を伸ばすことが求められます。税制を転換させれば、社会保障制度の拡充と財政再建の道を同時に開くことは可能です。 住民の暮らし、地域経済、地方自治体に深刻な打撃を与える消費税増税を撤回し、消費税5%への引下げを強く求めます。 以上の現状を踏まえ、請願事項を実現するため、当議会の皆様方にも深いご理解を賜りますようお願い申し上げ、趣旨説明とさせていただきます。
○議長(中村勝彦君) 趣旨説明は終わりました。 お諮りいたします。ただいま上程中の請願第2号については、
総務文教常任委員会に審査を付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) ご異議がないので、さよう決しました。 以上をもって、本日の議事日程は全て終了いたしました。 (「議長、緊急質問をお願いします」と呼ぶ者あり)
○議長(中村勝彦君) どうぞ。 13番、廣瀬重治君。
◆13番(廣瀬重治君) そちらへ行ったほうがいいですか。
○議長(中村勝彦君) その場で、どういった内容か、その場で。
◆13番(廣瀬重治君) 内容は、ウイルスの感染症対策について。
○議長(中村勝彦君) 感染症対策について。
◆13番(廣瀬重治君) ですから時間を空けたくないので。
○議長(中村勝彦君) じゃ、ちょっと1回。
◆13番(廣瀬重治君) 1回休憩して、この内容を言いましょうか。
○議長(中村勝彦君) 休憩いたします。 休憩 午後2時10分
----------- 再開 午後2時29分
○議長(中村勝彦君) 再開いたします。 以上をもって、本日の議事日程は全て終了いたしました。 次回の本会議は、3月5日午前10時から開きます。 本日はこれをもって散会いたします。 〔散会 午後2時29分〕...